*
屋上では案の定――。
『来た来た、人間ども!』
『待っていたぜ!』
妖怪たちが待ち構えていた。
さっきのコウモリだけじゃない。
額に、ぎょろりと三つの目が並ぶ妖怪。
パチパチと不気味な火の粉をまき散らす妖怪。
巨大な壁のような妖怪は、わたしたちの背後でドスンと音を立てて、屋上の入口をふさいだ。
……わたしたち、屋上に誘き寄せられたんだ!
そのことに気づいても、もう遅い!
「っ……、うそ……」
引き返そうにも、逃げ場はない。
妖怪たちがじりじりと距離を詰めてくる。
先頭に立つ妖怪が、空のガラス瓶を掲げて冷たく笑った。
『悪奪鬼様の命により、貴様らをコレクションに変えてやる!』
ひゅうっと、氷のような風が吹き抜ける。
吸い込まれたら、二度と元の姿には戻れない――。
恐ろしいオーラに気圧され、わたしは一歩も動けなくなった。
「うわわっ! 来ないで!」
壁の妖怪たちがじりじりと迫り来る。
コンクリートの壁と妖怪たちにはざまれ、息が詰まりそうになる。
その時、足元の方から、聞き覚えのある声が響いた。
屋上では案の定――。
『来た来た、人間ども!』
『待っていたぜ!』
妖怪たちが待ち構えていた。
さっきのコウモリだけじゃない。
額に、ぎょろりと三つの目が並ぶ妖怪。
パチパチと不気味な火の粉をまき散らす妖怪。
巨大な壁のような妖怪は、わたしたちの背後でドスンと音を立てて、屋上の入口をふさいだ。
……わたしたち、屋上に誘き寄せられたんだ!
そのことに気づいても、もう遅い!
「っ……、うそ……」
引き返そうにも、逃げ場はない。
妖怪たちがじりじりと距離を詰めてくる。
先頭に立つ妖怪が、空のガラス瓶を掲げて冷たく笑った。
『悪奪鬼様の命により、貴様らをコレクションに変えてやる!』
ひゅうっと、氷のような風が吹き抜ける。
吸い込まれたら、二度と元の姿には戻れない――。
恐ろしいオーラに気圧され、わたしは一歩も動けなくなった。
「うわわっ! 来ないで!」
壁の妖怪たちがじりじりと迫り来る。
コンクリートの壁と妖怪たちにはざまれ、息が詰まりそうになる。
その時、足元の方から、聞き覚えのある声が響いた。



