ピッと封印!放課後のマジカル・プライスレス!

『……ぐえっ! 何だ、このまぶしい光は……!』

バーコードリーダーがふわりと浮かび、ぱあっと輝き出す。
その温かな光を浴びたコウモリの妖怪さんは、大きくひるんだ。

「バーコードリーダー、おかえりなさい……!」

バーコードリーダーはそのまま、涙ぐむわたしの手のひらに舞い降りてくる。
慣れ親しんだその感触に、ほっと胸をなで下ろす。
少し手放していただけなのに、とても懐かしい気持ちになった。

「ナナちゃん、お願い!」
『はい! 疫病退散ですの!』

わたしはかざしたバーコードリーダーに、ナナちゃんの『疫病退散』のパワーをチャージした。
これで、凶暴な妖怪をおとなしくさせる『沈静化モード』が使える。

「よし、これなら!」

わたしは一歩前に踏み出して、バーコードリーダーを構えた。
狙うのは、あのお弁当ドロボーのコウモリさん!

『ひえ~、恐ろしい! 封印されるのは、まっぴらごめんだぜー!』
「わわ、待って!?」

コウモリの妖怪さんはバサバサと素早く、理科室を飛び去っていく。
わたしたちもそれに続いた。