「おい、おまえ。まひろのお弁当を、勝手に食うなよ!」
平が不機嫌そうに、コウモリの妖怪さんに食ってかかる。
すると、コウモリの妖怪さんは思わぬことを口にした。
『ひぃー、恐ろしいな! 黒の王の目覚めは近いぜー!』
「黒の王……の目覚め? おまえ、さっきから何を言って……」
平が戸惑いながら、自分の手を見つめる。
すると、その指先から、夕日よりも濃い黄金のオーラがゆらりと立ち上がっていた。
まるで、黒の王の覚醒を呼び起こすように。
『ケケケッ、宮下まひろ。ずっと、黒の王が、おまえのそばにいてくれると思っているのか。黒の王が、あやかしの王であることを忘れるなよ!』
「あ……」
コウモリの妖怪さんの高笑いに、わたしは絶句する。
「もしかして、平くんの覚醒をうながしている?」
蒼生くんの言葉に、胸がキュッとしめつけられる。
平が、平じゃなくなる……?
そんなの嫌だ!!
平と離れたくないーー!!
「違う! 平は平だよ! 黒の王なんかじゃない!」
揺るがない決意を持って、わたしは思いっきり叫んだ。
「だから、あなたたちの思い通りにはさせない!! わたしたちの未来は、わたしたちで決めるんだからーー!!」
ピッ――!
わたしの強い想いに反応したのか、理科室のどこかでバーコードリーダーが激しい音を立て始める。
ドクンドクンと、わたしの心臓に合わせて脈打っているみたい。
平が不機嫌そうに、コウモリの妖怪さんに食ってかかる。
すると、コウモリの妖怪さんは思わぬことを口にした。
『ひぃー、恐ろしいな! 黒の王の目覚めは近いぜー!』
「黒の王……の目覚め? おまえ、さっきから何を言って……」
平が戸惑いながら、自分の手を見つめる。
すると、その指先から、夕日よりも濃い黄金のオーラがゆらりと立ち上がっていた。
まるで、黒の王の覚醒を呼び起こすように。
『ケケケッ、宮下まひろ。ずっと、黒の王が、おまえのそばにいてくれると思っているのか。黒の王が、あやかしの王であることを忘れるなよ!』
「あ……」
コウモリの妖怪さんの高笑いに、わたしは絶句する。
「もしかして、平くんの覚醒をうながしている?」
蒼生くんの言葉に、胸がキュッとしめつけられる。
平が、平じゃなくなる……?
そんなの嫌だ!!
平と離れたくないーー!!
「違う! 平は平だよ! 黒の王なんかじゃない!」
揺るがない決意を持って、わたしは思いっきり叫んだ。
「だから、あなたたちの思い通りにはさせない!! わたしたちの未来は、わたしたちで決めるんだからーー!!」
ピッ――!
わたしの強い想いに反応したのか、理科室のどこかでバーコードリーダーが激しい音を立て始める。
ドクンドクンと、わたしの心臓に合わせて脈打っているみたい。



