「まひろさんは、僕のお姫様だから、会いに来たんだよ。僕はこれからも、君を守りたい。君のそばにいたいんだ!」
「そばに……」
蒼生くんからの思いがけないお願いに、キュンと鼓動が跳ねる。
君のそばにいたい――君のそばにいたい――君のそばにいたい――……。
頭の中で、蒼生くんの声がエコー付きで繰り返される。
ああ、どうしよう。
心臓が爆発しそうだ!
「なんだよ、それ……」
振り返ると、平がむすっとふてくさった顔をしていた。
「俺だって、まひろと約束したんだ! ずっと、まひろのそばにいるって!」
平は蒼生くんに対抗するように、ぐわっと声を張り上げる。
空気がピリッとしたその時――。
『まひろ様、大変ですの!』
高い声が割り込んだ。
やってきたのはナナちゃん。
アマビエならでは愛らしさで、険悪な雰囲気が吹き飛んでしまう!
ちょっとほっとすると、わたしは気を引きしめて、背筋を伸ばした。
「ナナちゃん、どうしたの?」
『学校中に、たくさんの妖怪がいますの!』
衝撃の事実に、わたしは固まった。
「妖怪が……?」
見上げた視線が、ふと黒板の上の壁掛け時計に止まった。
時計はぐにゃりとうごめき、真っ黒で不気味なコウモリの妖怪さんに変わる。
「そばに……」
蒼生くんからの思いがけないお願いに、キュンと鼓動が跳ねる。
君のそばにいたい――君のそばにいたい――君のそばにいたい――……。
頭の中で、蒼生くんの声がエコー付きで繰り返される。
ああ、どうしよう。
心臓が爆発しそうだ!
「なんだよ、それ……」
振り返ると、平がむすっとふてくさった顔をしていた。
「俺だって、まひろと約束したんだ! ずっと、まひろのそばにいるって!」
平は蒼生くんに対抗するように、ぐわっと声を張り上げる。
空気がピリッとしたその時――。
『まひろ様、大変ですの!』
高い声が割り込んだ。
やってきたのはナナちゃん。
アマビエならでは愛らしさで、険悪な雰囲気が吹き飛んでしまう!
ちょっとほっとすると、わたしは気を引きしめて、背筋を伸ばした。
「ナナちゃん、どうしたの?」
『学校中に、たくさんの妖怪がいますの!』
衝撃の事実に、わたしは固まった。
「妖怪が……?」
見上げた視線が、ふと黒板の上の壁掛け時計に止まった。
時計はぐにゃりとうごめき、真っ黒で不気味なコウモリの妖怪さんに変わる。



