ピッと封印!放課後のマジカル・プライスレス!

『王を守るだと? 人間ごときが、太陽を素手でつかもうというのか!』

悪奪鬼さんが腕を振ると、猛烈な黒い炎がわたしたちを飲み込もうと迫ってくる。
町全体を飲み込むような、巨大な黒い炎。
だけど、怖くなかった。

『まひろ様……これを見てくださいですの!』

ナナちゃんが指し示したバーコードリーダーの画面。
そこには、新たな変化の通知が届いていたからだ。

【特殊デジタイズ・モード起動! 大妖怪、悪奪鬼の封印が可能です!】

表示されていたのは熱いメッセージ。
わたしの強い想いに、バーコードリーダーはいつだって応えてくれる!

「悪奪鬼さん……! あなたのコレクションには、もう誰も入れさせない!」
「まひろ、俺も一緒に!」
「うん!」

平の声が、わたしの背中を強く押した。
わたしの手の上に、平の手が重なる。

「まひろさん、平くん。学校のみんなのことは任せて! 『結界アプリ』で、みんなを守ってみせるよ!」
『ナナも、力を尽くしますの!』

蒼生くんのスマホに、ナナちゃんがぱあっと清らかな光を注いでいく。

「神聖結界!!」

蒼生くんがスマホをかざすと、学校全体に巨大なバリアのようなものが張られる。
これで、学校のみんなが、膨大(ぼうだい)な力の巻き添えを食うことはない!