「……ああ。俺は負けない。いつでもおまえのそばにいるって、約束したからな」
「……うん」
わたしはおずおずと、でも、しっかりうなずく。
「見くびるな。このような茶番……じゃない。俺は俺だ」
過去を振り払うように首を振った平は、何かを口にしてしまう前にきっぱりと告げる。
「うん。平は平だよ! 絶対に助けてみせるから!」
「……ああ」
黄金の光に飲み込まれそうな平の手を、わたしはぎゅっと温める。
平の反応が予想外だったのだろう。
悪奪鬼さんの鋭い視線は忌々しそうに、わたしに向けられる。
(……怖い)
悪奪鬼さんと目が合った瞬間、ガタガタと身震いした。
まるで金縛りにあったみたいだ。
でも、逃げるわけにはいかない!
踏みとどまるくらいなら、不器用なりに思いきり走った方がいいと思ったんだ!
こんなことで、わたしたちの絆を断たせるわけにはいかないから!
揺るぎない願いを胸に、わたしはうつむきそうになる顔を上げる。
そして――。
「悪奪鬼さん。平がいる場所は、ここだよ! だって、わたしは平を封印しない! 平を守りたいんだから!」
わたしはせいいっぱい想いを、悪奪鬼さんにぶつけた。
「……うん」
わたしはおずおずと、でも、しっかりうなずく。
「見くびるな。このような茶番……じゃない。俺は俺だ」
過去を振り払うように首を振った平は、何かを口にしてしまう前にきっぱりと告げる。
「うん。平は平だよ! 絶対に助けてみせるから!」
「……ああ」
黄金の光に飲み込まれそうな平の手を、わたしはぎゅっと温める。
平の反応が予想外だったのだろう。
悪奪鬼さんの鋭い視線は忌々しそうに、わたしに向けられる。
(……怖い)
悪奪鬼さんと目が合った瞬間、ガタガタと身震いした。
まるで金縛りにあったみたいだ。
でも、逃げるわけにはいかない!
踏みとどまるくらいなら、不器用なりに思いきり走った方がいいと思ったんだ!
こんなことで、わたしたちの絆を断たせるわけにはいかないから!
揺るぎない願いを胸に、わたしはうつむきそうになる顔を上げる。
そして――。
「悪奪鬼さん。平がいる場所は、ここだよ! だって、わたしは平を封印しない! 平を守りたいんだから!」
わたしはせいいっぱい想いを、悪奪鬼さんにぶつけた。



