「平は、わたしの大事な幼なじみだよ! 勝手に変なところへ連れて行かないで!」
「……宮下まひろ。封印の巫女であるおまえが、王の運命を縛るなど、身の程知らずにも程がある」
悪奪鬼さんの鋭い視線が、ナイフのように私を射抜く。
氷のように冷たく、人間をゴミのように見下す視線。
――でも、絶対に負けない。
ここで引いたら、平がいなくなっちゃう!
「悪奪鬼さん……。あなたが、あのコウモリの本体だったの……?」
『そういうことだ。アマビエに気づかれないように、妖力を最小限に抑えて「案内役」を演じさせてもらったというわけさ』
ネタばらしをする悪奪鬼さんは、どこまでも余裕に満ちた、さわやかな笑みを浮かべている。
『なかなか、退屈しのぎにはちょうどいい「遊び」だっただろう?』
「遊び……? そんなの、ひどい!」
『そうかな? たとえば、この世界の人間はこうやって、瓶の中に閉じ込めておくのが一番、美しいと思うぜ!』
悪奪鬼さんがパチンと優雅に指を鳴らした。
その瞬間、足元のドロドロに溶けていた床が、猛烈な勢いでせり上がってきた。
「……宮下まひろ。封印の巫女であるおまえが、王の運命を縛るなど、身の程知らずにも程がある」
悪奪鬼さんの鋭い視線が、ナイフのように私を射抜く。
氷のように冷たく、人間をゴミのように見下す視線。
――でも、絶対に負けない。
ここで引いたら、平がいなくなっちゃう!
「悪奪鬼さん……。あなたが、あのコウモリの本体だったの……?」
『そういうことだ。アマビエに気づかれないように、妖力を最小限に抑えて「案内役」を演じさせてもらったというわけさ』
ネタばらしをする悪奪鬼さんは、どこまでも余裕に満ちた、さわやかな笑みを浮かべている。
『なかなか、退屈しのぎにはちょうどいい「遊び」だっただろう?』
「遊び……? そんなの、ひどい!」
『そうかな? たとえば、この世界の人間はこうやって、瓶の中に閉じ込めておくのが一番、美しいと思うぜ!』
悪奪鬼さんがパチンと優雅に指を鳴らした。
その瞬間、足元のドロドロに溶けていた床が、猛烈な勢いでせり上がってきた。



