ピッと封印!放課後のマジカル・プライスレス!

「えっ……屋上!? ここを指しているの?」

わたしは思わず、声を上げた。
赤い点滅はチカチカと、確かに『屋上』を指し示している。
でも、目に入るのは襲いくるコウモリの妖怪たちと、必死に戦う平たちの姿だけだ。

『ケケケッ、そう身構えないでいいぜ。我ら、あやかしは別に、おまえたち人間を取って食おうなんて考えていないんだからさ!』

戸惑うわたしを見透かしたように、コウモリの妖怪さんが空中で不敵に笑った。

『ただ、生きたまま、きれいな瓶に詰めて、永遠に飾っておきたいだけなのさ。なあ、光栄だろう?』

そんなのダメだ!
そう思った瞬間、頭の中にパッと思い浮かんだのは宮下神社の神主である、おじいちゃんの言葉だった。

『まひろ。おまえには、あやかしを封印する鍵、「封印の巫女」としての力がある』
『ふういんのみこ?』

その話は、幼いわたしの心に響いた。

『そうじゃ。おまえの「あやかしの封印を解いてしまう力」と、「このバーコードリーダーの力」が合わさればな。「恐ろしいあやかし」さえも封じることができる……。みんなを守れる、「奇跡の力」を振るうことができるようになるんじゃ!』

わたしは、『封印の巫女』としての力を持っている。
その事実は炎より熱く、わたしの勇気を駆り立て突き動かした。
だからこそ――!