理王くんの甘い罠

器用に髪まで巻き始めちゃった。



「……よし、シュシュがいいな。前髪もふわふわにする」

「おお」


あっという間に、ゆるゆるに結ばれた髪の毛を低めの位置でツインテールされた。


「すご」

「だろー?これで見返して新しい男でも見つけてきな」

「……うん、ありがとう」


ポンポンと頭を撫でられた。お兄ちゃんは小さい頃からずっと、優しいね。




行ってきますと元気に家を出て。私は学校についた。

もう事情は莉子に伝達済み。


「あら可愛いじゃん、咲」

「ありがと。あと、昨日夜電話もありがとね」

「当たり前でしょ?アタシたちは世界1仲良いんだから」

「ふふっ、莉子大好き!」


ぎゅっと莉子に抱きついた。