理王くんの甘い罠

と……そんな私の背後に誰かが来た気がした。



「……浅羽先輩」

「えっと……ご、ごめん君は……」



名前を呼ばれて振り返った。そこには、茶髪にメガネをかけた背の高い男の子がいる。


「……ん?もしかして、この間迷子になってた……?」

「っ、はいそうです」

「ああ、あの子か!あれ?随分とイメチェンしたねっ」


莉子ちゃんが誰ですか??という顔をしているところ申し訳なく思いながら近づいていった。


「どうしたの?何か用?」

「……ぁ、あの、俺……!!綾瀬理王って、いいます」

「うん、綾瀬、理王くんね。覚えたっ」