理王くんの甘い罠

……え、そ、それって


浅羽先輩と2人で昼ご飯を!?



もう先輩の友達はどこかへ行ってしまった。俺は高橋と目を見合わせる。


「おい相棒、このチャンス逃さねえぞ」


そう手を差し出されたので、「ああ」とだけいって握手を交わした。



学校について、俺の心臓は気が気じゃない。頑張って覚えていた勉強の内容も、気を抜いたら飛んでしまいそうなくらいに。


「……莉子先輩と、お昼ご飯デート……」

「お前それは考えすぎだ」

「うるせえ」


お花畑状態なのは、高橋も同様。