理王くんの甘い罠

「おいおい、別に浅羽先輩はかわいーと思うけど、好きではないぞ?むしろ……」

「むしろなんだよ」

「俺、浅羽先輩と仲良い、莉子先輩がすき、だから」

「……え?あの、髪の毛が短めの?」

「そうだよ」


黒髪ボブの……そういえば浅羽先輩がよく一緒にいるのを見かける。


「実は莉子先輩、幼なじみなんだよ。あの人追いかけるために、ここ入った」

「そ、そうだったのか」


一応中学生の頃から仲良かったのに、初耳だな。


「疑って悪かった」

「いや別にいーよ。だから俺、浅羽先輩のこと間接的に知ったんだよ」

「へえ……じゃあお前は、最強の協力者ってことだな?」

「バレちまったか……」



まあそうなるけどよ、なんて言いながら耳を赤らめている高橋。

コイツのこんな顔初めてみて、ちょっとキモかった。でもきっと俺も同じような顔してデレデレしてんだろうな……。