理王くんの甘い罠

「お前、まじで浅羽先輩に惚れちゃったのなー?」


不思議なものでも見るような目で俺を見てきた高橋。


「うるせぇ……」

「あんだけずっと金髪維持してたのに茶色にしてくるし……」

「……」

「黒髪にしなかったのは意味わかんねえけど」


だって、先輩がちょっと茶髪だから。


「メガネは伊達だろ?」

「ああ、真面目っぽいだろ?」

「勉強できなきゃ意味ねえよ」

「……確かに」


鋭いところを……。



「……浅羽先輩は、どんな人が好きなんだろな」


ふと溢した。


「いや、だから四条先輩みたいな人だろ」

「……そうだった」


一気に現実に戻された気分だ。