「……六年越しの文句?」
『……お前、俺と付き合ってるとき、一度も自分から連絡してこなかったよ。自分の気持ちも、最後まで言わなかったし』
はっきりとは覚えていないけれど、中学生で付き合い方がわからなかったとはいえ、酷いな私……と反省する。
私なりに好きな気持ちは、多少なりともあったとは思うけれど。
それは今更、言わないでおこう。
「……話せてよかったです。色々なご助言、ありがとうございます」
素直にお礼を伝えると、修平くんは少しトーンを落として言った。
『おー。じゃあ、もう連絡すんなよ』
「? はい」
平然と返事をしたら、『即答すぎて失礼だろ』とまた笑われた。
『……じゃあな』
「……はい。ありがとうございました」
通話を切り、スマホをベッドに置く。
修平くんに対して未練があったわけではないけれど、心のどこかにあった長年のモヤモヤのようなものが、綺麗に晴れた気がした。
『自己完結しないでちゃんと聞け。言ってもらえなかったら、言ってもらえるような努力しろ』
その一言が、ストンと胸に落ちる。
さっきまで、「祥ちゃんに嫌われたかもしれない」と地獄みたいな気分で殻に閉じこもっていた。
「幻滅されるかも」「嫌われるかも」と、半ば彼の気持ちを決めつけて怖がっていた自分に、改めて気づかされた。
今は不思議と、自分が傷つくかどうかではなく、「他の誰でもない、祥ちゃんの気持ちを聞きたいんだ」と前向きになれた。
お腹の虫が、小さく鳴った。
私は立ち上がり、ごはんを食べて、お風呂に入った。
その夜は久しぶりに、ゆっくりと深い眠りにつくことができた。
『……お前、俺と付き合ってるとき、一度も自分から連絡してこなかったよ。自分の気持ちも、最後まで言わなかったし』
はっきりとは覚えていないけれど、中学生で付き合い方がわからなかったとはいえ、酷いな私……と反省する。
私なりに好きな気持ちは、多少なりともあったとは思うけれど。
それは今更、言わないでおこう。
「……話せてよかったです。色々なご助言、ありがとうございます」
素直にお礼を伝えると、修平くんは少しトーンを落として言った。
『おー。じゃあ、もう連絡すんなよ』
「? はい」
平然と返事をしたら、『即答すぎて失礼だろ』とまた笑われた。
『……じゃあな』
「……はい。ありがとうございました」
通話を切り、スマホをベッドに置く。
修平くんに対して未練があったわけではないけれど、心のどこかにあった長年のモヤモヤのようなものが、綺麗に晴れた気がした。
『自己完結しないでちゃんと聞け。言ってもらえなかったら、言ってもらえるような努力しろ』
その一言が、ストンと胸に落ちる。
さっきまで、「祥ちゃんに嫌われたかもしれない」と地獄みたいな気分で殻に閉じこもっていた。
「幻滅されるかも」「嫌われるかも」と、半ば彼の気持ちを決めつけて怖がっていた自分に、改めて気づかされた。
今は不思議と、自分が傷つくかどうかではなく、「他の誰でもない、祥ちゃんの気持ちを聞きたいんだ」と前向きになれた。
お腹の虫が、小さく鳴った。
私は立ち上がり、ごはんを食べて、お風呂に入った。
その夜は久しぶりに、ゆっくりと深い眠りにつくことができた。



