限界オタクは推しの幸せを目指したい!!

「……お初にお目にかかります。
 水上家長女、水上神酒と申します」



一切のズレもなく、丁寧に頭を下げる。

やばい、凄い不安になってきた。
なんか凄い失礼をしている気分。
大丈夫?? 私盛大な間違いとか犯してない?!?!(杞憂)

少なくとも今目の前には(布で隠れているから見えないけど)神楽様がいる……
神楽様に失礼なんてあってはならない!!
完璧に推敲してやる……!!!!



「……面を上げよ、神酒殿よ」

「エッ」



あ、やばい。変な声出ちゃった?!?!?!
いや違う凄い驚いただけで!! 別に神楽様に失礼しようとかは思ってなくて!!!!
誰も気がついてないようだから、大丈夫……かな…?

驚いた理由は勿論一つ。
神楽様の……お声が高かったのだ。

男児というものは、成長過程で声が変化する。
大体人間換算であれば中学生ごろから声変わりが始まり、高い少年の声から、低い大人の声に変わるのだ。
(女性にもあるけど、結構個人差がある。私はなかった)

そしてそんな神楽様のお声は高い少年の声。
それが何を表すか……そう!

この神楽様は幼少期なのだ!!!!!!