限界オタクは推しの幸せを目指したい!!

「少なくとも、どこなのここは?!?!」

「あの……お嬢様?」

「誰?!」



気づいたら、後ろに女の人が立っていた。

恥ずかしい! 叫んでる所見られちゃったよ……
ん? あれ、今この人、『お嬢様』って言った?



「あの、お嬢様って誰ですかね……?」

「な、何を仰っているのでしょう? 貴方様は水上家のご令嬢、神酒お嬢様では……?」

「水上家? 神酒お嬢様?
 ちょっとよくわからないんですが……」

「そんな、熱のせいで記憶が混濁しているのでしょうか……」

「ね、熱……?」



私、熱なんて出したっけ?

昨日も普通に学校に行って……
あれ?



「箏、算盤(そろばん)、舞踊……
 そんなの、やったことないのに、知識がある……」

「え、お、お嬢様? どうかいたしたのですか?」

「頭が……」

「お嬢様?!?!」



知らない情報が頭の中に入ってきて、頭が痛い。
一気に英単語を詰め込んだ時みたいだ。
少しずつ、脳内を整理した。