限界オタクは推しの幸せを目指したい!!

「う、うう……」

「大丈夫ですよ。ゆっくり寝てくださいね」



多分もう聞こえてないだろうけど、神楽様にそう話しかける。
泣き疲れて、私の腕の中で眠ってしまった神楽様。

やっぱり、暖かい……
神楽様も、他の皆さんも、この世界では生きている。
原作通りにはならないかもしれないし、私の行動で全てが変わることはないかもしれない。
原作に無理矢理従うように世界が変わるかもしれない。

それでも、私はこの人の味方でいたい。

腕の中の神楽様を、目一杯抱きしめた。



……この後私も疲れで寝てしまって、二人まとめて使用人さんに見つかって、反省として水上家に一時帰宅させられてしまうのは、また別のお話。