限界オタクは推しの幸せを目指したい!!

「神楽様!!」



すぐに倒れ込んでいる神楽様を支える。

どうしてこんなことに……
顔には傷がないけど、それだったら体にやられているのかもしれない!



「……何のようだ、教育係」

「……いえ、授業時間が終わったというのに
 帰ってこないため、お迎えに参った所存です」

「そうか、では帰るがよい。
 延長だ」



延長なんて……この状況で?!
そんなことしたら、絶対もっと神楽様は傷ついちゃう!

もしかして、今まで礼儀作法の授業では、こんなことがずっと……?

恐ろしい。
そんなことを子にする当主様も恐ろしく感じるけど、それ以上に、そんなことも知らずにのうのうと生きて、神楽様の側に立っていた自分が恐ろしい。

神楽様は、苦しんでいたのに。

なら……知ってしまったなら、私が取る道はたった一つ。
決めたんだ。この方の味方でいると。



「帰れ、と申しましたか。
 それ、ぜっっっっっったいにお断りです♡」