限界オタクは推しの幸せを目指したい!!


「えーと確かここを左に曲がって……あれ、どこここ」



迷子になりました!!!!泣

このお屋敷広すぎる本当……
同じような風景が続いてるから自分がどこにいるかも分かりずらいし!
原作で妖が『立体迷路みたいな屋敷』って言ってたのが今になってよくわかる……

あれ、こっち方向だと思うんだけどなぁ……
分かりにくいよ、地図片手に歩いてるのに……

その時だった。



「神楽様?」



頭の中のオタクセンサーが神楽様の身の危険を察知した気がする!!!!



「、行かなきゃ」



勘に従って道を突き進む。

何かに導かれるように辿り着いた部屋は、確かに私が教えてもらった礼儀作法の練習場所だった。



「ーー!!!!!!」

「大人の、怒号?」



多分この部屋に大人は一人しかいない。
神楽様と、指南役と当主様だ。
(勉学以外の礼儀作法などは、父親である当主様が行なっている)

でも、この声の荒げ方は明らかに指導の域を超えてる!

なら、私に出来ることはーー



「神楽様? いらっしゃいますか?」



平然とした顔を作って部屋に入ってはじめに見たのは……



「何故、指南役如きがこんな所に……!」

「どうして、お前が」

「……は?」



(ムチ)を握る当主様と、地面に倒れ込む神楽様だった。