限界オタクは推しの幸せを目指したい!!

鳩が豆鉄砲を食ったような間抜けな顔も麗しゅうございます神楽様……!!



「ピクニックと言っても中庭ですが。
 とびきりのお弁当を作ってまいります!!」

「は、いや、ちょっと待て、話がわからない」

「ですから、ピクニックに行きましょうと」

「……何故だ?」

「仲良くなりたいからですが……?」



主人としても推しとしても、友好的な関係性を築いておいて損はない。
もし原作ヒロインが現れたとしても、仲のいい相談者ポジで二人の進展を見守れるかもしれないし……!!



「……好きにしろ」

「は、はい!!!!」



その後は、そそくさと稽古に行ってしまった。

この人は、冷たい人かもしれない。
それでも、私は知っている。何よりもこの人のことを想って生きているから。

彼は誰よりも真面目で、誰よりも真剣で、だれよりも優しい……

そんな、私たちの王様だ。