12人と私のハチャメチャ寮生活! ➊輝石の12人のジュエル達

「あ、あの」

申し訳なさそうに頭を下げた女の子がいた。

「どうしたの?」

「痛っ!」

隣にいたそっくりの、でもオーラは全然違う子が頬を抑える。

「だ、大丈夫⁈」

「ええ。大丈夫。わ、私、涼音お姉様に気に入られてないみたいでっ。みんな、心配かけてごめんね。涼音お姉様、ごめん、なさい」

周りの取り巻き達が声を上げる。庇うような声。

「天使すぎますよ、涼華様!あの落ちこぼれを庇うだなんて」

「いいえ、いいの。涼音お姉様は悪くないわ。涼音お姉様、ごめんなさい」

私は気付いてしまった。涼華ちゃんは、涼音ちゃんのことを、良く思ってない。

私みたいな無力が、何もできないかもしれないけど。それでも、助けてあげたい。

変な正義感が頭の中を巡る。