つかまえた、ちょうだい。

ついでに走り疲れて私がスピードダウンしてきている。


「石山さん、本当に止まらないの?」


「だって……!!」


「しょうがないなぁ、じゃあ捕まえるよ」


「へ?」


次の瞬間、宮坂くんがスピードを一気に上げて……私はあっけなく捕まった。

そして、笑顔で続ける。





「安心して、石山さん。もう一回言うけど、すでに手遅れだよ」





「泣きますよ!?!?!?」





「あははっ」




「笑いごとじゃないわ!!!」




むしろなんでこの状況で笑えるのか分からない。