契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

「私が半年後に生きているか分からないと言ったから、自殺をするかと心配されていますか? 私がそう言ったのは私の余命が1年だからです。残された時間でひなたに何ができるかを今は考えています」

「そうだったんですか。子供の成長に悩んで思い詰めてしまうお母さんもいるので、心配をしました」

 相談員の言葉に、私は緋色さん自身もずっと悩んできたのではないかと言うことに気がついた。

「相談相手としては主人がいます。主人はとても子供思いの素敵なお父さんです」

 緋色さんは、ひなた君の心を考えて私という「お母さん代わり」を用意する程の人だ。