契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

 俺も昨晩から彼女にしつこくしてしまって、変態と思われていないだろうか。

 彼女はとても魅力的な外見をしているが、その聖母のような内面にこそ俺は惹かれている。

 俺も彼女を愛する変態と一緒だと認識されないように、しつこく迫るのは自重した方が良いかもしれない。

「森田さんのお見舞いもついてきてくれる? 私、彼に内部告発と被害届を出すことを頼もうと思っているんだけど、私の言うことを聞いてくれるか自信がなくて⋯⋯」

 彼女が珍しく甘えたような視線で言ってきて、抱きしめたくなったが堪えた。
(彼女が望んでないのに、一方的に迫ったら変態扱いされるかも⋯⋯)

「もちろん、一緒に行くよ」