契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

「勇、ホテルに泊まりたかったら1人で泊まるか、他の女でも呼んだらどお? もう勇の顔は極力見たくないの、吐き気がするから。私は用事があるから、失礼させてもらうわ」
勇はいつも微笑んで聞き分けのよかった私のトゲトゲしさに驚いていた。

 後ろで私をいつまでも呼び止めるよう声を出す彼を無視し、私はスーツの男について行った。