契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

 そんな彼女を見ていると、彼女を守る為に動かないと彼女が消えてしまうような錯覚に陥る。

 考えの読めない小笠原社長、彼女の破滅を望む陽子や小笠原夫人。

 俺は初めて人を守りたいと思った。

「日陰さん、本当にごめん」

 俺は彼女を愛おしく感じる思いが我慢ができず、彼女の唇に貪りつこうとした。