契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

 しかし、痛みはないからきっと私の血ではない。
 私が俯いていた顔をあげると、私を守るように覆い被さる森田蓮がいた。

 地面の血溜まりの正体は、彼の背中から流れる血だった。