契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

「初恋の女と似ている事とは関係なく、君にも惹かれてるよ日陰さん」

 彼の顔が近づいてきて、キスをされそうになり私は衝動的に彼の頬を打った。

 先程まで本心を打ち明けてくれていると思ったのに、もう私を落とすビジネスモードに変わっている彼に寒気がした。

「色恋とか本当にくだらない! 演技でも本気でも私に迫ったりしないでください。私は死ぬかも知れなくて、ひなたと少しでも一緒にいたいだけなんです!」

 隠してた本音が漏れた。

 誰になんと言われても私の中で自分の余命が1年しかないんじゃという疑いが消えない。
 そして、最後に一緒にいたいのは愛を語ってくる男じゃない。