契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

(何なの? 私がしなかったから自分からキスしたってこと? 非常事態に余裕過ぎない?)

「今日から、ひなたは子供用の布団で寝かせないとな。俺はしばらくは日陰の部屋で一緒に寝ようかな」

 緋色さんは怒ってなさそうで、微笑みながら私の頭を撫でてくる。
(高そうなマットレスをダメにしちゃったんだけど、怒ってないのかな?)

「そうですね。今日からはひなたには子供用の布団で寝るように言います。私の認識が甘かったようです。緋色さんシャワー浴びますよね。それともお風呂にしますか?」

「じゃあ、日陰と一緒にシャワーを浴びようかな」
 緋色さんが私を引き寄せながら、擦り寄ってきた。