契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

(なんて、素晴らしい成長なんだろう。あっという間に夜のオムツも取れたわ)

「そうだな。めちゃくちゃ間が悪いが、トイレみたいだな」

「何を言っているんですか。ひなたが夜に尿意を感じて自分で起きて、トイレに行こうとしているんです。これ以上素晴らしいことはありません」
 私はひなたがトイレに起きたこと以上に、私をママと呼んでくれたのが嬉しかった。

「よくできたね。すごいよ、ひなた。緋色さん、ひなたはもうトイレが完璧ですよ」

「うん。そうだな。ひなたは凄いな⋯⋯」

 緋色さんが棒読みのように褒める。
(夜に自分でトイレ行けるようになるって、凄い成長なんだけどな⋯⋯)

「ママと一緒に寝る」