契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

(私と結婚したのもそれが理由だって、最初は言っていたわ)

 いつの間にか、私は緋色さんとひなたと家族3人で生きる未来を想像していた。

 「余命1年だから結婚したい」って緋色さんも最初から言っていた。
 「一目惚れしてた」とかもリップサービスかもしれない。

♢♢♢

「すごい街だな⋯⋯」

 気が付くと緋色さんが帰宅していた。
 超大作のブロックの街がいつの間にか完成している。

「お帰りなさい。緋色さん」

 彼が着替えをしている間に軽く食事を作って、作り置きしていた食事を並べる。
 毎日手の込んだ食事を作ってたのに、今日は手抜きになってしまった。