契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

「蓮、ふらふらするのはもう終わりだ。小笠原製薬の社長令嬢と婚約してもらう。お前と同じ年の小笠原陽子さんだ」

 父親に言われるままに、小笠原陽子とお見合いをすることになった。

 お見合いをする前に彼女のことを調査すると、かなり遊んでそうなことが分かった。

(それなら、俺も結婚しても落ち着かなくて良さそうで気が楽だ)

 そして、彼女の経歴が普通のお嬢様とは違うのも気になった。

 大抵、お嬢様というのは小学校から大学まで私立の付属に通うことが多い。

 そして卒業後はそのまま花嫁修行をするか、商社や広告代理店で職業体験をすると言ったところだ。