契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

 幼稚園に行く途中でひなたが話しかけきた。

「お友達じゃないけれど、仲良しだよ」
 ひなたはお友達を「仲良し」という意味で使っているんだろう。

 私はもっと緋色さんと仲良くなりたい。

「お友達じゃないのに仲良しなの?」

 ひなたが不思議そうに聞いてくるのが可愛くて仕方がない。

「お友達じゃなくて、ひなたとママとパパは家族なんだよ。だから仲良しなの」

 私はひなたの手をギュッと握りしめた。
(この幸せがずっと続けば良い⋯⋯大好きなひなたと緋色さんと3人家族の幸せ)

「では、ひなた君をお預かりしますね。11時半にお迎えに来てください」
「はい、よろしくお願いします」