契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

(なんて幸せなんだろう、こんな毎日を過ごすことができたら良いのに)

「ママ、今日もママとパパと一緒に眠りたい」
「もちろん、今日も一緒に寝ようね」

 ひなたの可愛いお願いに笑顔で返した後、何だか不思議な気分になった。
(今日は、私、緋色さんに抱いて欲しかったかも⋯⋯)

 私は、ひなたを前にはしたないことを考えたことに自分で驚いてしまった。

 そっと、緋色さんを覗き見ると明らかにがっかりした顔をしていた。
(緋色さんも私と同じこと考えていたみたい。まあ、私たち時間はあるよね⋯⋯きっと)

♢♢♢

ベッドの上で、真ん中にひなたを挟んで川の字になる。

「緋色さん料理もできたんですね」