契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

「日陰!」
 扉が開いたと同時に、に警官と緋色さんが入ってくる。
 男達に取り押さえられている私は解放された。
「緋色さん! 私、助かったの?」

「ワインと水を調べてください。毒が入っています。小笠原陽子が白川日陰を拉致し殺そうとしました」
 ボコボコにされた綾野先輩が立ち上がりながら言った言葉に怖くなった。

 私はやはり殺されそうになっていたということだ。
 そして、綾野先輩も途中までは私が陽子に殺されることを容認していた。

 私自身は綾野先輩を害したことは1度もない。
 彼を好きになったことで、結局は傷ついてばかりだ。