緋色さんが紙に書いた望月加奈の住所を父に渡した。
「25年も経って、今更何を話せば良いのか」
頭を抑えて考え込む父に私の中の何かが切れた。
家出をした妻を探そうとする訳でもなく、放ったらかしにしているなんて本当にバカだ。
「25年も放っておいたことを、まずは謝るんでしょ。それで、ちゃんとお母さんを裏切ったことないって伝えて。私は小笠原社長から預かった子で、自分の子じゃないって教えてあげてよ。子供がいなくても、お前がいれば十分だって伝えてあげて」
私の剣幕に圧倒されて父が驚いている。
「加奈は俺が裏切ったと思っているのか?」
「25年も経って、今更何を話せば良いのか」
頭を抑えて考え込む父に私の中の何かが切れた。
家出をした妻を探そうとする訳でもなく、放ったらかしにしているなんて本当にバカだ。
「25年も放っておいたことを、まずは謝るんでしょ。それで、ちゃんとお母さんを裏切ったことないって伝えて。私は小笠原社長から預かった子で、自分の子じゃないって教えてあげてよ。子供がいなくても、お前がいれば十分だって伝えてあげて」
私の剣幕に圧倒されて父が驚いている。
「加奈は俺が裏切ったと思っているのか?」



