契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

 彼女は言ってもない悪口を言っていたとか、パパ活をしているとか、友達の彼氏をとったことがあるとか嘘ばかりを広められてきた。

 その度に友人関係が崩壊しかけたり、先生に呼び出しをくらったりした。

 陽子によって、日陰はずっと貶められてきたのだ。

 蓄積してきたものがあって、初恋の人を奪われ彼女は限界まで追い詰められているように見えた。

「綾野先輩のこと、そんなに好きだった?」

「好きだったけれど、幻滅した。もう、誰かを好きになるのは怖いよ。だから今は視界に入らないで欲しいくらい綾野先輩が嫌い。私、男性不信になるかも⋯⋯」