契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

「小笠原夫人の仕業でしょうか。でも、私、彼女が出すものを食べたたり飲んだりしてしまってました。もしかしたら毒とか盛られているかも知れません。発癌性物資とか頻繁に接種させられているかも知れません。何だか嫌な感じですね。本当に死ぬかも、殺されるかもと思いながら過ごすのは。でも、とりあえず生存確率4%の難病は嘘っぽいですね。色々なものが信じられなくなりそうです」

 私は国内の大手の航空会社で働いていた。
 そこの検診をする医師でさえ小笠原の息がかかっていたということだ。
(本当に不可解なことばかりだわ。どうして自分の仕事に誇りを持たず権力に屈する人間ばかりなのかしら)