契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

(完全に片思いだ。この片思い状態を10年以上続けていた川瀬勇はタフだな)

 川瀬勇は俺と日陰が入籍して、1週間経った頃に接触してきた。

 彼は地味な見た目で舐められやすいが、かなりのやり手だ。

 日陰に探偵につけられているのを察して、ホテルの部屋で彼女に母親の秘密を明かす予定だったらしい。

 しかし、日陰の自分への態度から、彼女の信用を自分が失ったことに気がつき全てを俺に託してきた。