契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

(緋色さんが嫌いな訳ではないけれど、余命1年もない時に新しい命ができるかもしれない可能性のあることはできないわ)

「やったー。みんな一緒だ」
 ひなたの満面の笑みと共に、3人で川の字で眠ることが決定した。


♢♢♢

「ふふっ、やっと寝てくれましたね」
 ひなたはみんなで一緒に眠れるのが嬉しいのか、なかなか眠りにつかなかった。

「ひなたには驚いたよ。あんなに喋られるようになったんだな。本当はずっと心配していたんだ。よく考えれば、ひなたは日本語に触れる機会さえ少なすぎたのかもな。俺自身もひなたが人形みたいに見えてしまうこともあって、話しかけるのを躊躇ってたところがあった」