契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

 陽子は学力もないのに、私を追って進学校に入り大学まで追ってきた。
 赤点を連発しても普通に卒業している。

 その上、低身長で英語力もないのにCAになっている。
(そのような思い通りの人生を送っているから、陽子は自分のことを特別な上級国民とか言っちゃってたのかしら。何だか痛々しいわ)

「本当ですね。もう、この話はやめましょう。ひなたが待っています」

 緋色さんにしても、勇にしても私より真実を知ってそうだ。
 気になって仕方がないけれど、子供の前で話す話じゃない。

「ママ、パパお帰りなさい」
 ベビーシッターさんに連れられたひなたが出迎えてくれる。