契約婚だから溺愛は不要です〜余命一年で捨てられた私はホテル王に求婚される〜

 突然、映像の中の陽子が叫んで、自分の着ていたブラウスを引き裂いてストッキングごとパンツをおろした。

『きゃああ! 誰か助けてー! 襲われる』
 その後、警備員と秘書が入室してきて映像が終わった。

 映像が終わるなり、あたりが騒然となる。
 陽子は絶句して下を向いて震えていた。

「今の何? 自分で下着を脱いで襲われたって叫んだってこと?」
「小笠原陽子やばくない?」
「自分で襲われたふりして、恐喝していたなんて犯罪じゃん」

 騒然とする中、招待客の陽子を非難する声が聞こえてくる。
 婚約パーティーのお祝いムードは一気に失われた。