※このイケメンたちは呪われています

『呪いって、なんだよ……おれが呪われてるわけ、ないだろ……!!』

『お願いほたる! 鷹臣を死なせないで……っ!』

 でも、この二人といたら飽きないからこのままでいてほしいな。



 ――神薙。この名前は、世界的にもそこそこ有名だ。

 かれこれ400年前から由緒正しき霊媒師一族として名を馳せ、除霊や呪いの解呪、占いを生業としている。

 今の神薙の当主は私の叔父。だけど叔父様は生涯独り身を貫くと言ってるから、誰を次の当主にするか今から悩んでいるみたい。

 私も一応候補らしいけど……確定で別の人だろうな。私の除霊法って、神薙の中でも特殊すぎるから。

「お父さんお母さん、ただいまっ!」

「ほたる、おかえりなさい。今回も無事終わったみたいね」

「鷹臣とつばめねぇもいたからね〜。ちょっと手こずっちゃったけど」

「……怪我は、してないわよね」

 玄関まで出迎えてくれたお母さんの瞳が、私の言葉で一瞬曇る。

 心配しすぎだな〜とも思うけど、私はいつ怪我してもおかしくない除霊方法をしてるから仕方ないのかも。