※このイケメンたちは呪われています

 ……二人とも、顔がいい人だ。

 一番最初に頭に浮かんできたのはそれで、ふむふむと興味本位で観察してしまう。

 インターホンで応答したのは声からして水色髪の、永都と呼ばれた男の子。

 本当に呪われっ子とは思えないほどへらっとしていて、一目でムードメーカー気質だと分かった。

 もう一人は茶髪で、王子様系の男の子。優等生で先生に好かれるタイプだと思う。

 礼儀も正しいし、呪われるような人には見えないのに……。

「……またかよ」

「叔父様っ、ちょっと後ろ注意かも!」

 そんな疑問を抱いた時に、“それ”は来た。

 一応声をかけてから叔父様を家の中に押しやり、右腕の肘を思いっきり背後に振った。

 ……バンッ!!

 数拍後に爆発音のような何かがして、黒いもやがその場に発生。でもこれは悪霊じゃないからほっとけば大丈夫!

「……すげぇ」

「お化けを、肘打ちだけで祓った……?」

 久々の肘打ちにふーっと長い息を吐き出していると、男の子二人が目を見開いて固まっていた。

 やっぱりそういう反応になるよねー……除霊って一般人の前ではやるものじゃないし。