※このイケメンたちは呪われています

 叔父様はあからさまいや~な顔の私を横目に、さっさとインターホンを押してしまう。

《は~い、どちら様っすか~?》

「神薙の者だ。新しい管理人を連れてきた」

《へー、思ってたより早いっすね~。今開けま~す》

 応答した声は陽気なもので、とてもじゃないけど呪われている人のテンションじゃない。

 呪いの度合いにもよるだろうけど、呪われてるのに明るい人ってメンタル強いんだなぁ……。

 今日も和装な叔父様の隣で感心していると、すぐに玄関扉が開かれた。

「お待たせしてすんませ~ん……あ、神薙の当主様じゃん。もしかして当主様が管理人なんすか?」

「ちょっと永都(えと)、そんな口の利き方ダメだよ。すみません、またよく言い聞かせておきます」

「……もう一人はいるのか?」

「部屋にはいなかったので外出してると思います。申し訳ないです」

「そうか、まぁ突然来たのはこちらだから謝らなくていい」

 奥に広がる玄関は想像よりも広く、普通の一軒家にしてはリッチな作りっぽい。

 そしてそこから顔を出したのは、いたって普通そうな二人の男の子だった。