※このイケメンたちは呪われています

「ほたるー! 鷹臣ー! 人形のほうの呪いも解けたよー! そっちは大丈夫ー?」

 朝起きてすぐだからか、寝癖が残っている鷹臣を見上げた直後。

 どこかからこれまた聞き慣れた高めの声色がして、鷹臣と揃って目線を空に向けると。

「よいしょ、っとと……ふぃー、今回のはちっと骨が折れたね」

「……いくら運動神経に自信があるからって、人ん家の屋根から降りてくんなドアホ」

「鷹臣の運動神経がなよいだけでしょー! しかもほたるのほうが運動神経いいし、ねーほたる!」

「んわっ、つばめねぇ重いー……」

 つばめねぇ、私と同じ巫女装束着てるのに筋肉を感じる……。

 背中にどっしりとした重みを乗せてきている彼女は鷹臣の双子の姉、神居つばめ。

 出会った頃から私を本当の妹みたいに思ってくれているから、私も“つばめねぇ”と呼んで慕っている。

 こうしてすぐ抱きついてくるのが玉にキズ、だけど!

「おい、ほたるがお前の筋肉で潰れるから離れろ」

「はぁ? レディーに向かってそんな言い方ないでしょ! ドアホはどっちよ!」