※このイケメンたちは呪われています

 子供が聞くような話じゃないって何? どうして子供が聞いちゃダメなの? お父さんたちは何を隠してるの?

 お父さんが私に隠し事なんて、したことなかったはずなのに。

「何で?」

「後で話すと言っただろう? だからほたるは早くかえ――」

「いや、ちょうどいい機会だからほたるに頼もうじゃないか」

 戸惑う私と必死なお父さん。その間に突然割って入ったのは、なんとも明朗な声だった。

 声の主は部屋の一番奥に堂々と座っている、この神薙の現当主である――頼一叔父様。

「ほたるも知りたがっているようだし願ってもないことじゃないか、弟よ」

「兄貴……だがほたるに任せるわけにはいかない案件だろう、これは! それにこの案件に有力な霊媒師なんていくらでもいるじゃないか!」

「それは保険だとさっきも言ったはずだ、ほたるさえ了承してくれればこの案件はほたるに任せるべきだ。ほたるほどの霊媒師なんて、今の神薙にはいないも同然だからな」

「っ……」

 楽観的な叔父様と悲観的なお父さんは、いつ見ても綺麗に真反対。