君に捧げるアイラブユー


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次の日。

朝、目が覚めた瞬間に分かった。

あ、終わった。喉が痛い。というか痛いを通り越して、焼けるみたいにヒリヒリする。鼻も詰まってるし、息しづらいし、頭もぼんやり重たい。最悪。

恐る恐る声を出してみる。



「……うわ」



ガラガラ。自分でも引くくらいガラガラだった。完全に風邪ひいてる。しかも原因なんて考えるまでもない。

昨日だ。昨日の大雨!


あのあと結局、雨は全然止まなかった。昇降口で粘れるだけ粘ったけど、いつまでも帰らないわけにもいかなくて、私は覚悟を決めて家まで全力疾走したのだ。当然、びしょ濡れ。制服も靴下も髪も全部終わった。


家に着いた頃には前髪なんて顔に張り付いてたし、ローファーの中ぐちゃぐちゃだったし、本当に悲惨だった。そして今、その代償をきっちり払っている。


ベッドの上で小さくため息をつく。

だるい。休みたい。できることなら今日は一日このまま布団に埋まっていたい。でも熱はない。たぶん。

測ってないけど、感覚的にまだギリギリセーフな気がする。こういう微妙な体調不良が一番困る。休むほどじゃないけど、行きたくはない。


カーテンの隙間から差し込む光がやけに明るかった。のそのそ起き上がって窓を見る。


……晴れてる。めちゃくちゃ晴れてる!

昨日の大雨、なんだったの?ってくらいの快晴。青空。太陽。眩しい!昨日の空と別世界すぎる。