君に捧げるアイラブユー




「すぐり、最近元気ないね」

「……分かる?」



昼休み。

最早すっかり恒例になりつつあるこの時間。三木は今日も机いっぱいにアイドル雑誌を広げて、推しのページを見ながらポッキーをぽりぽり食べている。

でもその隣で、私は完全に死んでいた。机に突っ伏したまま、ぐでーっと頬を押しつけて、力なく三木を見上げる。

元気なんて、ここ2週間ずっとないですよ。魂どっか行ったまま帰ってきてません。



「あれでしょ。東が来ないからでしょ」

「……。」

「図星じゃん」



ニヤニヤ笑う三木に、私は無言で机に顔を埋めた。図星すぎて反論できない。

そう。東が来ない。

正確には、学校には来てる。でも、私の前に現れない。

あの日以来、東を見かけることも減ったし、休み時間も前みたいにふらっと現れることがなくなった。廊下ですれ違うことすらない。

いや、多分減ったんじゃない。避けられてる。確実に。



「たった2週間でしょ」

「たったじゃないよ!2週間も!でしょ!?」



ガバッと勢いよく起き上がったせいで、三木が「うわっ」と声を上げた。同時にポッキーが一本、机の上に転がる。