一番の対処法は今日を生きることです!

「花鈴、過去は所詮過去なんだよ。当たり前だけど、それ以上でもそれ以下でもないの。黒歴史と思う出来事は、忘れたいと思う出来事は……生きている内に記憶から薄れていく。だから、今日も一緒に生きよう? 今日を一緒に楽しもう?」



格好つけてそう言った奈留は恥ずかしそうだったけれど、私は奈留に抱きついた。


その過去があっても、今日を楽しまないで過ごして良いという言い訳にはならないんだ。

少なくともその言い訳は奈留には通じない。

なら……



「奈留!」

「何?」

「お菓子食べたい!」

「あはは、いいね。放課後、買いに行こ!」



今日を精一杯楽しんでやるんだ。


fin.